2015年11月27日 blog 0

卒業された患者さんは1003人になりました

2015年11月26日時点ですが、

当院で治療させていただき、不妊治療を卒業された方は

1003人になりました。

Omura


2015年11月27日 blog 0

妊娠力を高めるツボ 三陰交(さんいんこう)

足立病院生殖内分泌医療センターで発行されている

最先端医療と東洋医学による未妊サポート情報誌の最新号

「ふっくらNo.10」で当院が紹介しているツボのご紹介です。

三陰交(さんいんこう)

◆足の内くるぶしから手の指の幅4本分。image002
筋肉と骨の際にあります。
血行を良くして冷えを取ってくれます。
ツボの流れである「肝」「脾」「腎」の3つの経絡が交差するので
三陰交と言います。
婦人科疾患の万能のツボと言えるほど、良く使われます。
低温期は気持ちいい程度のツボ押しをゆっくりと10回くらいと、
お灸を1回くらい。
1回で熱く感じなければ、同じ場所にもう一回お灸をします。
お灸は毎日でもいいですし、一日おきくらいでもいいです。

三陰交のツボは
妊娠するためのツボ
安産のためのツボ
・・・ですが、流産させてしまうツボでもあります。

冷え症の方にはおすすめ。手足が火照っている人には三陰交のお灸は
余りおすすめできません。必要以上に温め無い方がいいからです。

低温期や高温期にお灸はいいです。妊娠しやすい状態を作ってくれます。

・・・妊娠の可能性がある高温期や妊娠してからのツボ押しのマッサージは
止めた方がいいと思います。
三陰交の強い刺激は子宮を収縮させてしまう可能性があるので、
流産しやすい状態を作ってしまうのです。

三陰交のツボは冷え症にも、生理痛にも効果がありますよ。
冷え症が原因でなかなか妊娠できないという方も多いです。
ですから、自分でできるツボ押しやお灸をうまく活用して妊娠力を高めましょう。

お灸は市販されている「せんねん灸のソフト」がおすすめですよ。
シールで貼りやすいし、ソフト灸は熱すぎないので程よいと思います。

鍼灸治療の方が効果がありますけどね。

Omura


2015年11月24日 blog 0

推拿で身体のバランスを整える

最近街を歩いていると、よくマッサージ屋さんを見かけます。
普段の生活や仕事の疲れをとりに行ったり、肩こりや腰痛などを
少しでも楽にするために行かれてる方も多くおられると思います。
それ以外にも中国式マッサージや中国整体と表記している店も
見かけることがあります。

しかし、実際に中国ではそういった表記の店はありません。
では中国ではどういうものがあるかというと主に推拿(すいな)
というものがあります。

推拿とは中国の伝統的な自然療法であり、自己治癒力を高めて
健康を維持し病気になりにくい身体づくりを目的とします。
推拿は中国のマッサージではありますが治療技術である為、
病院等で受けることができます。

日本と同様に内科や外科など一般的な科がありますが、
それ以外にも鍼灸科や推拿科といった科が存在します。
病院なので、もちろんドクターが鍼や推拿を行います。
推拿だけなら、推拿の国家資格を持った先生が施術します。

推拿は100種類以上の手技があり、ドクター等は患者さんの症状や状態によって
手技を変えて施術するのです。指で押したり揉んだりするだけではなく、
引っ張る、つまむ、叩く、こする、ころがす・・・など様々な技法があります。

使う部位も手のひらや手の甲、肘や腕などを使って施術するので
より多くバリエーションがあり、様々な症状に良い効果が期待できます。
緊張した筋肉を緩和させたり疲労を取り除くなどの効果もありますが、
経絡の調整や陰陽のバランスを整える作用等もあります。

ツボやツボの流れ(経絡)を刺激することで気血の流れを改善し、
様々な症状の改善を目指すことができます。

気血の流れが悪いと身体に栄養が行き渡らず、卵胞が育ちにくくなったり、
子宮内膜がなかなか厚くならなかったり等の影響がでてきます。
また血流も悪くなるので脳に十分な血が行かず、ホルモン分泌にも
悪影響を及ぼします。
手や足が冷え、むくみの原因にもなります。
陰と陽のバランスが崩れている時も推拿の手技でバランスの改善もできます。

実は当院でも治療の中に推拿は組み込まれています。
全ての患者さんに行っているわけではないですが、必要に応じて
マッサージの中に推拿の技法を取り入れているのです。
推拿にはマッサージの技術だけでなく、整体の技術もありますので、
体の歪みを調節することもできます。
患者さんの状態をみてこちらから推拿の治療をおすすめすることもあれば、
患者さんからリクエストされることもあります。
施術の後、「あ~気持ち良かった!!」と言って下さいます。
気持ち良かったとか、スッキリした・・・と言ってくださるだけで、
治療効果があります。
モヤモヤした気分もスッキリと解消できますね。

当院ではリラックス目的、疲労回復、また卵胞を育てる、身体の気血を促す等、
目的によっても技法を変えたりもしています。
普通のマッサージも良いですが、個人的には推拿をおすすめしたいですね。

山崎ブログ 6


2015年11月16日 blog 0

ふっくらNo.10 公開しました

足立病院生殖内分泌医療センターで発行している
最先端医療と東洋医学による未妊サポート情報誌
「ふっくらNo.10」が当院のホームページで公開されました。
ホームページの左下に掲載しておりますので、クリックすると見れますよ。

No.8とNo.9も同時に公開いたしました。

当院もタイアップして「ふっくら」の制作に協力させていただいて、
10号を迎えるにあたって、何事もコツコツと積み重ねることの
大切さを実感しております。

フロントページは「AIHで知る最良の治療&ライフプラン」と題して
足立病院生殖内分泌医療センター長の中山貴弘先生のお話です。

中面は、中山先生と私、烏丸御池鍼灸院院長の大村賢秀が
ふっくら10号までを振り返り対談しております。
題して「妊娠の大敵~不妊ストレス解消法を考える」
~食生活と規則正しい生活習慣、そして医師との信頼関係
・・・と、タイトルは長めですが、何かの参考になればと思います。

最終面は、「妊娠力を高める体と心のツボ」と題して、
私が20年以上不妊治療に携わって得た知識の一部ではありますが、
家庭でできる不妊治療に効くツボとお灸の方法を紹介しております。

当院に来ていただいて治療させていただくのが一番早道で、
治療効果も高いとは思うのですが、何せ京都でしか開業しておりませんので
遠方の方はなかなか京都まで来るわけにもいきませんよね。

そこで今回は全国の方にわかりやすいように「ふっくらNo.10」のページで
家庭でできる烏丸御池鍼灸院の子宝の治療法のご紹介をしました。

後日、ファイルが開けない人もいるかもしれませんので、
ブログでご紹介していきたいと思います。

Omura

 


2015年11月11日 blog 0

いい夫婦の日だったかな・・・?

今日は11月11日で「いい夫婦の日」ですね。
ブログを更新しようと思って日付をチェックしたら、
あれっ~! 11月11日?

・・・と思っていたら、すっごい勘違い。
11月11日は「ポッキーの日」でした。
「いい夫婦の日」は11月22日ですね。

いい夫婦の日も近いということで、今まで治療させていただいた、
たくさんの患者さんのエピソードを思い出しながらブログを書いています。

不妊治療をしていると、特に女性側の肉体的、精神的な疲労や苦痛は
かなりあると思います。
仕事の都合をつけながらの通院に家事。
お子さんが1人いると、なお忙しい。
仕事を持っている主婦の自由時間はどこにあるんでしょうね?
きっと、毎日くたくたじゃないでしょうか。
疲れているので、ついつい料理や掃除が手抜きになってしまいがち・・・と
患者さんが良く言われています。

些細なことで、ご主人と口論になって気まずい雰囲気になってしまうことも
無きにしもあらずでしょう。

不妊治療をしているカップルで、女性側に問題が無くて男性側に問題が
ある場合はご主人を責めるわけにもいかず、悶々とした気持ちを
どこにぶつければいいのやら困ってしまい、女性側がストレスを感じて
体調が悪くなり、その結果妊娠しづらい状態に陥ってしまいます。

義理の父母に「早く孫の顔が見たい」とプレッシャーをかけられても、
主人の精子が悪いので妊娠しにくいとは義理の父母に言えないでしょう。
ご主人が自分の両親に精子の状態を告げることは、あまり聞いたことがありません。
知らせていないのです。
ご主人の実家に帰るたびに義理の父母や兄弟、田舎なら親戚も・・・
「早くこども作らないとだめよ。いつまでも若くないんだから」の
親切が胸に突き刺さってしまうケースを良く聞きます。

そんな場合は、やっぱり、ご主人からご両親にちゃんと子供ができにくい
夫婦の状態を告げた方が、奥様の心の負担は軽減されると思います。

反対に女性側に問題がある場合もありますけどね。
そんな時は、ご主人が奥様を守ってあげてほしいと思います。
実際にご主人がやさしく守ってくれています・・・と言われる患者さんもいます。
だから、不妊治療が辛くても頑張れるのだそうです。

今日はいい夫婦の日なので、もしちょっとお互いに疲れていたり、
気まずい雰囲気の状態だったら、いい夫婦の日ということで、
仲直りしたりできると良いですよね。

美味しいものを食べに行くとか。手料理をちょっとグレードアップさせるとか・・・
いろいろあると思います。
結婚されて時間とともに少し愛が足りなくなっていたら、
少なくなってしまった分を足してあげればいいでしょ。

不妊治療でご主人も奥様も大変だけど、先ずは傍にいてくれる人に
やさしくしないとね。
だって、結婚式の日にお互いに愛を誓ったでしょ。
あの日の感動をもう一度思い返してみてください。

・・・なんて、大きなお世話でしょうか?

Omura