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やっと妊娠できましたNo.23-④

2017年11月7日

妊娠、そしてまたも流産。

Hさん(当時、33の歳)は、
当院に治療に来られて2ヵ月が
経ちました。

その間、週に1回くらいのペースで、
鍼灸治療をしながら採卵、そして胚盤胞の
受精卵を3個凍結。

胚移植の周期は、生理4日目と11日目に
治療させていただきました。
今回の生理の量はいもより多く、
赤色がきれいになっていましたが、
生理の量が多かった分生理痛もあった
ようです。

ソフィアを服用しながら、鍼灸治療も
併用していたので、子宮内膜の状態が
良くなりいつもより厚くなったために、
生理時の出血量が増えたと思います。

自然周期の凍結胚盤胞移植のため、
排卵して5日目の胚移植の日になります。

鍼灸治療は、生理4日目と11日目。
4日目の治療は生理をしっかり出し切って、
子宮の中をキレイにする治療です。

11日目の治療は卵胞期になりますので、
出てきた卵胞を健やかに成長させる
治療をします。

この日はクリニックの診察後で、
子宮内膜は8.9ミリと状態は良好でした。

そして、胚移植前日、胚移植後1日目、
3日目に治療させていただきました。

判定はプラス。

当院ではプラス判定が出てから、
週に1回のペースで鍼灸治療は
12週~14週くらいまで続きます。

胚盤胞移植の7日後のβ-hCGの値は58.6。
この数値ですと、およそ80パーセント弱の
確率で出産できるかも・・・という
計算式もありますが、当てはまらないことも
あります。

β-hCGは(β-ヒト絨毛性ゴナドトロピン)
のことです。
胎盤から出てくる、女性ホルモンや
黄体ホルモンの分泌を促すホルモンです。

hCGの中でもα鎖とβ鎖というのがあります。
β鎖を持つβ-hCGが妊娠中に分泌されるので、
妊娠の反応をみる時に、β-hCGを調べます。

4週3日のβ-hCGの値は815。p4は28。
5週1日のβ-hCGの値は4900。p4は25。
週を追うごとにβ-hCGの値は増えて
いました。

ただ、P4の値が少し下がっていたのが
気になるところです。
p4とは、黄体ホルモン(プロゲステロン)
ことです。

妊娠8ヵ月~9ヵ月で黄体ホルモンの
分泌はピークを迎えますが、
妊娠初期の妊娠持続には20以上必要と
言われます。

妊娠5週5日の診察で心拍の確認が
とれました。
7週2日の診察で、胎嚢が14.7ミリ、
胎芽が7.8ミリ。
但し、P4の値は10.9に下がっていました。

7週6日の診察で、
CRLは12.9ミリ。
CRLは(頭殿長)のことで、赤ちゃんの
頭骨のてっぺんからお尻の突出部の
中点までの長さのことです。
ドクターは、赤ちゃんの成長は順調ですと
言われていたようです。

ですが、P4の値は8.7。
診察のたびに、プロゲステンデポーの注射を
していましたが、効果が出ていないようです。

8週4日のP4の値は7.6。また下がって
しまいました。
CRLは16ミリと成長はしているものの、
心拍の力が弱っていたようです。

結局、Hさんはまたも流産されてしまい、
掻把のオペを受けられました。

このとき、不育症検査を受けてみては
・・・とアドバイスしたのでした。

Omura

幸運のおみやげNo.21

2017年11月3日

紫野
和久傳のくりの葛焼

Aさん(36歳)からいただいたのは、
紫野和久傳のくりの葛焼。

ホームページを覗くと、以下のようなことが
書いてありました。

高台寺の料亭でお食事の後にお出しして
いた葛焼き。
直前に焼いて中まで焼きたての温かさが
伝わってやわらかい食感も口の中で
とろけそうなほど。
その、できたてでしか味わえない
おいしさをぜひご自宅でも温めて味わって
いただきたいと願います。
栗のかけらが入った温かい葛焼きを
ほおばると、秋の香りが広がります。

Aさんは6月の末に直接来院されました。
ときどき、当院に直接来院される方が
おられますが、多くの方は電話での
ご予約とか、無料カウンセリングを
受けられてからご予約いただけます。

直接来院される方の多くは、病院の帰り道に
来られる傾向があります。
妊娠の判定がマイナスの結果になって、
どうしたらいいか悩んでいるときに、
以前から当院のことはホームページで
知っていたので、できることは
やっておこうという気持ちになられている
ようです。

長年、不妊治療専門の鍼灸院を
やっておりますが、妊娠に大切なのは、
カラダを巡るきれいな血の巡りでは
ないかと思います。

Aさんが妊娠に至るまでの治療回数は
8回。
ショート法で採卵する周期の前の高温期が
初回でした。
タイミングが良いと言えは、良いかも。
本当は、採卵する最低2ヵ月前くらいから
治療に来ていただける方が、
質の良い卵子が取れる傾向にあります。

2回目の治療は、生理から4日目。
3回目は、8日目でした。

このように、採卵する低温期に、
できれば2回治療させていただきたいと
思っております。

ショート法で8個~10個採卵。
Aさんは何個採卵したか、はっきりと
覚えていないとのことでした。

顕微授精で7つ受精。
3個の胚盤胞の凍結ができました。

次の周期に子宮鏡検査をしたら、
ポリープがあったので、これを切除。

不育症の検査もおすすめしていて、
結果はバッチリ引っかかっていました。
不育症の検査をしていて、
良かったですね。

4回目~6回目の治療は胚移植に向けて、
低温期に2回、排卵してから1回
させていただきました。

Aさんは自然周期の凍結胚盤胞移植
なので、排卵してから5日目に胚移植に
なります。
凍結の胚盤胞を1つ移植する予定です。

7回目は胚移植の3日後に鍼灸治療。
8回目は8日後。
このときは、鍼灸治療だけになることが
多いです。

お灸が必要な方は、三陰交関元
お灸をします。
タイプによっては、もう少しお灸の場所が
増えることもあります。

お灸の方法は、
小生の著書、
「やっと、妊娠できました。」
~とある不妊治療専門鍼灸院の
心が前向きになるお話~

主婦の友社

の中で、詳しくご紹介していますので、
興味のある方は、ご覧になってください。

さて、Aさんは8回の治療で、判定は
プラス。
妊娠されました。

妊娠13週と4日まで、ほぼ毎週、
流産予防の治療をさせていただきました。

本来は20週になって、
安産のお灸の練習に来ていただくのですが、
何せAさんはアメリカに在住。
アメリカに帰らなければならないので、
前もって安産のお灸の練習をしました。

紫野和久傳のくりの葛焼、
初めていただきました。

栗のかけらが入った温かい葛焼きを
ほおばると、秋の香りが広がります。

と書いてあったのは、まさにその通りでした。

Omura

やっと妊娠できましたNo.23-③

2017年10月31日

Hさんの初診時は生理から29日目。
ソフィアAを服用後、2日経っての
ことでした。

ソフィアAを服用すると、おおよそ
3日目~5日目くらいには生理が
始まります。

Hさんの初診時の私の診断は、
明らかに「ストレス」
肝気鬱結(かんきうつけつ)という
症状でした。

瘀血(おけつ)は少なく、肌の血色も良く、
見た目にはとても健康な感じがしましたが、
Hさんのお話を聞いていると、
かなりのストレスを抱え込んでいるのだと
思ったのでした。

Hさんは中肉中背のタイプで、
特に太っているとか痩せすぎていて
妊娠しにくい状態ではなく、
ストレスからくる気血の巡りが悪くなって、
妊娠しにくい状態になっているのだと
思いました。

ベットに横になっていただいて、
舌の状態、脈の状態、そしてお腹の状態を
見させてもらいますが、Hさんはとっても
お腹の張りがあって、硬い状態でした。

お腹の張りや硬い状態を硬結(こうけつ)と
言いますが、これはストレスが長い間
溜まっている状態の時に出てきます。

それに、ストレスが原因で生理不順になったり、
生理痛がきつかったりします。
Hさんは生理痛もありました。

それに、さきほど中肉中背のタイプと
言いましたが、下半身はむくんで冷え症も
かなりありました。

下半身のむくみは、カラダの水分代謝が
悪い状態です。
これは水分代謝に関係する「腎」の力も
弱っていて、それに生殖能力も低下ぎみ
ということになります。

スポンジに冷たい水を含ませると、
スポンジが重たくなって冷たくなります。
カラダも「腎」の力が弱くなって、下半身に
水分が溜まると下半身が冷え、むくんで
カラダが重たく感じます。

Hさんの治療はいかにストレスを
軽減させて、カラダの冷えとむくみを
取ってあげられるかがポイントと
言えるでしょう。

2回目の治療は生理から7日目。
セロフェンを服用して採卵の予定の
ときでした。
9日目の診察で出てきた卵胞は3つ。
15ミリ、14ミリ、11ミリ。
15日目で採卵して、胚盤胞で1つ
凍結できました。

採卵後、すぐにソフィアAを14日間
服用されました。
次の周期も採卵するためです。

生理が始まり、生理5日目と8日目に
鍼灸治療をしました。
今回もセロフェンを服用され、
卵胞は3つ育ちました。

いつもは空胞が多い右の卵巣から
採卵した2個の卵胞が胚盤胞になり、
2個凍結できました。

このように、鍼灸治療の効果
言えるのが、
いつも卵胞が育ちにくかった
卵巣の血行が良くなり、卵胞が
育ってくるケースをたくさん見て
きました。
スーパーライザーPXの照射
卵巣の働きを活性化させるのに
一役買ってはいますけれど、

鍼灸治療と組み合わせることで、
効果が上がっています。

Hさんは、またもソフィアAを服用され、
生理が始まった次の周期は、
胚移植の予定になりました。

to be continued
Omura

やっと妊娠できましたNo.23-②

2017年10月26日

5年半の不妊治療をのり越えられた
Hさん(38歳の)お話。

前回のHさん(38歳)のメールの中で、
鍼と整体の話をでできました。
Hさんのメールの中で、

「もうストレスまみれだった私に
いつも温かい手で鍼と整体をして
頂けたことは、何よりリラックス
できるひと時でした。」

と書いてくださいました。
もちろん不妊治療専門の鍼灸院なので
鍼灸治療がメインなわけですが、
治療のメニューの中に整体?
もあります。

これは、カラダの歪みを治したり、
凝り固まったカラダを推拿(すいな)という、
中国伝統式な治療法で10分ほどで、
カラダをほぐします。

みなさん、整体、按摩、マッサージ、
推拿と一緒のように思われている方が
多いのですが、やっぱり違います。

ですから、当院は鍼灸治療が主な治療です。
推拿はその補助的にしておりますので、
推拿だけを60分コースとかいうものは、
やっておりません。

整体のくだりで話がそれてしまいました。
さて、Hさんが当院に来られたのは、
33歳のころ。
Tクリニックで1年間、不妊治療をされて、
Yクリニックに転院されて約4ヵ月経った
ころでした。

右の卵管は卵巣嚢腫の手術の際に切除
されていました。左の卵管は閉塞。
左の卵管が詰まっているので、Hさんが
妊娠するためには、体外受精しか
選択肢はなかったのです。

採卵しても右は空胞が多く、
受精するのは主に左の方でした。

Tクリニックで顕微授精の凍結胚盤胞を
1回移植して、妊娠。
妊娠9週で流産されました。

Yクリニックで顕微授精で2回胚移植。
1回目はロング法で採卵して受精4日目
の胚を移植。
ロング法での採卵の時に、OHSSに
なったので、次は経口薬で採卵にトライする
ことになりました。
マイナス判定。

OHSS(卵巣過剰刺激症候群)
不妊治療の時に排卵誘発剤を使って
卵巣を刺激して卵胞の数を増やそうと
します。
そのときに、薬が効き過ぎて卵巣が
過剰に刺激され、たくさんの卵胞が一度に
発育・排卵することでいろんな症状を
引き起こします。

お薬の過剰投与によってOHSSに
なるときもあれば、通常の容量のお薬を
使っているにもかかわらず、人によって
過剰に反応して卵胞の数が20個~30個と
育ちすぎてしまうこともあります。

もちろん、卵巣が腫れてしまいますよね。
腫れた卵巣が腹水によって動きやすくなって、
捻じれて急性腹症になることもあります。

胸水が溜まって、呼吸困難になることも
あります。
脱水症状に似た症状もあります。
OHSSの影響で血栓ができて、脳梗塞を
引き起こすこともあります。

今まで多くの患者さんの不妊治療のための
カラダの体質改善をしてきましたが、
OHSSによる重症な影響を受けた方は
数例です。

ほとんどの方は、何か影響がある場合は、
卵巣が腫れてしまって、採卵後の新鮮胚の
胚移植を見送るということが多いです。

採卵後、1周期~2周期待って、
卵巣の腫れを自然にひくのを待って、
凍結していた胚を移植されるケースが
ほとんどかも。

Hさん、2回目はクロミッドを服用して採卵。
胚盤胞を移植。
マイナス判定でした。

流産を1回されていましたが、
不育症検査はされていないとのことでした。

Hさんは、38歳で妊娠され、
38歳と約10ヵ月で出産されました。

それまでに、様々な問題が出てきて、
辛抱強く頑張られました。

妊娠されたときは、鍼灸治療もさせて
いただきましたが、当院で使っている
スーパーライザーPXも大活躍しました。

このお話も含めて、
次回からHさんが妊娠することができた
詳細をご紹介することにしましょう。

Omura

11月の無料カウンセリング

2017年10月25日

2017年11月の
無料カウンセリングの日程

1人で悩んでないで、
良かったら不妊治療に関して
悩んでいることがあったり
疑問に思っていることがあったら、
当院に来られてみてはいかがですか?

今思っている疑問や問題の糸口が
みつかるかもしれません。

※現在、ご連絡をいただきまして、
初診のご予約をいただけるのが、
1ヵ月~2ヵ月間いただいております。

11月より、無料カウンセリングを
受けていただいた方で、治療をご希望の
方は、初診をお待ちいただいている方の
ご案内が済み次第、優先的にご予約
いただけるようになりました。

11月  8日(水)  担当/大村  (予約済)

   11日(土) 担当/大村or安田(予約済)

      22日(水) 担当/大村 

      25日(土) 担当/大村or山崎 (予約済)

午後1時~1時30分
(各時間、お一人、または一組)
(担当は変わることがございます。
ご了承ください。)

病院でいろいろ検査をしたけれど、
特に問題はないと診断されても、
なかなか妊娠できない。

タイミング療法を経て、人工授精、
そして体外受精までステップアップ
したのに妊娠できない。

妊娠したけれど、流産をくりかえす。

二人目がなかなか授からない・・・など。

東洋医学的に見て原因や問題が
解決できるかもしれません。

当院ではなかなか妊娠できなかった人たちが、
今までに 1235組 
ママ・パパになられています。

●東洋医学的に見て不妊原因は
どのタイプに属するのか診断
いたします。
また、その解決方法のアドバイスも
いたします。

●鍼灸治療はどのようにするのか、
当院の治療の方法もご説明いたします。

●その他、不妊治療で疑問に思っている
ことなどがありましたらご相談ください。

カウンセリングの時間は30分くらいですが、
個別無料カウンセリングご希望の方は、

当院に電話でご連絡ください。
電話 0752412101

もし一人で悩んでおられるのなら、
気軽にご相談ください。
少しはお力添えできると信じております。

Omura

妊娠体質になる子宝推拿No.6

妊娠体質づくりに効果がある、
推拿(すいな)療法 その6

推拿には自己治癒力を高めて健康を
維持し病気になりにくい身体づくりを
目的としています。

また緊張した筋肉を緩和させ疲労を
取り除く効果もあります。
そして経絡を調整し陰陽のバランスを
調整する作用もあります。

今回はいくつかある手法の中の
擠圧(さいあつ)類手法である
按法(圧迫法)について書きたいと
思います。

まず、擠圧(さいあつ)類手法とは、
主に圧力によって治療点を刺激する
手法です。

圧力をかけるため比較的強めの刺激に
なります。

按法の「按」の字には、
“押さえる”
“押す”
“留めておく”
等の意味があります。

手技としては、親指、掌、前腕または
肘を使って患部に垂直に圧迫して施術します。

按法は、頭痛や胃痛、また、経絡の通りを
よくする、痙攣を解いて止痛、孔を開けて
発汗させるなどの作用があります。

そして、さらに細かく分けると、
親指を使う、“指按法”、(上の写真)
掌を使う“掌按法”、(中の写真)
肘を使う“肘按法”があります。(下の写真)

指按法と掌按法は頭面部や胴体部に
よく使います。
作用としては、気を整えて止痛、
関節の歪みを整復、筋肉の痙攣を
緩解などがあります。

肘按法は、指按法と掌按法に比べ
刺激が比較的強いため、臀部、
背部の筋肉、下腿外側部に使います。
作用としては、痙攣を解いて止痛、
内臓の機能を調節するなどがあります。

按法は、当院の推拿治療の中でも
よく用いる手法です。
この手法を使ってツボに施術すると
鍼刺激と類似の作用があります。

ですので、効果のある手技ではありますが、
生理周期によってはこの手技は
用いない方がよい時期があります。

それはタイミング後、人工授精後、
胚移植後の妊娠の可能性のある
高温期中
です。

ツボによっては、子宮を収縮させ
受精卵の着床を妨げることもあるため、
当院ではその時期の方にはマッサージや
ツボ押しを控えてもらっています。

肩こりや足のむくみが気になる方も
多いですが、特に肩周りやふくらはぎは
揉んだりしない方がいいですね。
当然ながら、妊婦さんにも控えて
もらっています。

要するに、妊娠の可能性のある
高温期中に肩やふくらはぎ、
足首の三陰交などのツボにマッサージを
しない方がいいということです。

低温期中は、ツボ押しやマッサージを
してもいいです。
低温期中のツボ押しやマッサージは、
良質の卵胞や子宮内膜を育てるのに、
とってもいいですよ。

この按法も自宅で簡単にできるので
是非試してみて下さい。

山崎 No.22

やっと妊娠できましたNo.23-①

2017年10月21日

今回は、約5年半に及ぶ不妊治療を
乗り越えてママになる願いをかなえられた
Hさん(38歳)のお話です。
メールでは4年半と書かれていますが、
当院に来られる前に、1年間不妊治療専門の
クリニックに通われていました。
当院での治療期間は4年半です。
長かったですね。
本当に辛抱強く鍼灸治療に来て
いただきました。

まずは、Hさんから頂いたメールを
ご紹介しましよう。
Hさんは、私ので良かったらブログで
使って下さいと言ってくださいました。

ちょっと長いですが、それ以上に
Hさんの気持ちがいっぱい詰まって
いましたよ。

烏丸御池鍼灸院
大村院長、山崎先生、安田先生、坂口様

大変ご無沙汰しています、
長らくお世話になり春に卒業させて
いただきましたHです。

この度、9月に元気な男の子を
出産しました。
3246gで、おかげさまで母子ともに健康です。

予定日の夜に破水し、翌日昼には
生まれるだろうと言われていたところ、
赤ちゃんの向きが微妙であったり、
へその緒が巻き付いていたり、頭が少し
大きかった事など、色々な要因により
結局35時間もかかってしまい
足掛け3日かけて生まれてきました。

それはそれは気が遠くなるお産では
ありましたが、やっとやっと会えたわが子を
胸に抱かせてもらえた瞬間、私も主人も家族も
みんな大号泣してしまいました。

烏丸御池鍼灸院にお世話なって4年半、
何度も何度も辛い思いをしては、
また這い上がって頑張り続けて本当に良かったと、
この子に出会うために諦めずに頑張って
きたんだと、いろんな思いがこみ上げて
涙が止まりませんでした。

大変なお産だったので出血量も人の倍あって
貧血になったり、足の浮腫みもひどいし、
慣れない授乳やお世話に奮闘していますが、
大変ではありますが全てが愛おしく苦痛に
思うことはありません。

妊娠中のつわりでさえも、長年憧れて
いたせいか辛いけれども内心嬉しいくらい
でした。笑

妊娠前まであんなに凝り固まっていた
肩こり首こり腰の張りなどほぼ感じずに、
妊娠中も比較的元気に過ごせました。

院長がよく私に、妊娠してママになれたら
この凝り固まっているものは全てスッキリ
するでしょう、といつも仰っていた通り
だと改めて実感しています。

治療中はなかなか前進できずに時間ばかりが
どんどん過ぎていき、もうストレスまみれ
だった私にいつも温かい手で鍼と整体をして
頂けたことは、何よりリラックスできる
ひと時でした。

またカーテン越しに聞こえてくる
他の患者さんの悩みであったり他愛もない
会話などに勇気付けられたり、
私にとって鍼と整体以外にも前向きになれる
貴重な場所でありました。
今でも産後鍼灸・整体とかあればいいのになぁと
5月に出産した姉とよく話しています。

妊娠するまで、また生まれてくるまで
かなりの時間がかかってしまいましたが、
その間いろんな人に支えられてここまで
来れたことに心から感謝しています。

その間良くも悪くもいろいろなことを
知ることができ人間が一回り成長できたと
思いますし、そうなるように生まれてきた
子が仕向けてくれたのかなぁと感じています。

不妊治療に挑む複雑な女性の心情を
本当に熟知されている烏丸御池鍼灸院の皆様は、
お気遣い心配りもすばらしく、これからも
そんな女性達の強い強い味方です。

駆け込み寺のような肉体的だけでなく
精神的にも救われる数少ない貴重な場所です。

まだ先のことを考える余裕はありませんが、
もしまたチャンスがあるならば是非お世話に
なりたいと思いますので、そろそろ引退するとか
院長おっしゃらずに、その時は皆様変わらず
揃ってお迎えいただけますよう
お願いいたします。

本当に長い間お世話になりました。
烏丸御池鍼灸院と出会っていなければ
今頃どうなっていたことやら。
落ち着いたら姉とそれぞれの子を連れて
お伺いできたらなと思います。
ハードなお仕事だとは存じますが、
皆様何卒お体だけはお大事に、
更なるご活躍をお祈りしています。

Hより

次回からは、どのようにして
Hさんが辛い不妊治療を乗り越えて
ママになれたのか。
その治療過程をご紹介していきましょう。

Omura

薬膳を楽しもうNo.25 れんこん

2017年10月19日

れんこん

◆どんなタイプの人にいいの?
血虚、陰虚、瘀血(おけつ)、陽熱
◆味    甘
◆性 質  寒
◆どの経絡にいいのかは、
心経、脾経、胃経
◆効 能
慢性の下痢
咳、痰
食欲増進
老化防止やスタミナ増強

写真の蒸したれんこん、
めっちゃホクホク感があって
美味しそうですね。

味噌だれをつけても、ポン酢でもさっぱりして
食欲をそそりませんか?
シソの葉に包んで、ホクホクれんこんを
炒めてもいいかも?

れんこんの旬は11月~3月。
カラダにこもった余分な熱を冷まして、
カラダに潤いを与えてくれます。

近頃の不妊治療をされている患者さんの
約8割くらいは、陰虚のタイプの方が
多いと思います。

陰虚はカラダを潤す力が弱い状態なので、
カラダが火照って変な汗をかいたり、
乾燥して皮膚がカサカサになったり
します。

それに、ストレスが加わると症状は
悪化します。

カラダに潤いが無くなるということは、
肺の機能が弱い人は咳がひどくなったり、
痰が絡んだりします。
喘息の人は、乾燥する秋の季節になると、
もともと肺の力が弱いので、咳がひどく
なってしまう傾向になります。

血虚でカラダ全体の血の量や巡りが悪いと、
カラダを潤す体液の量も減って、
皮膚の乾燥を招いて、カサカサになって
しまいます。

・・・ということは、
子宮や卵巣にも気や血が巡らず、
潤いが無くなってカサカサの状態では、
子宮や卵巣が砂漠状態になってしまうのは、
どう考えても良くないですね。

カラダを潤す食材はいろいろありますが、
れんこんもその中のひとつの食材です。
筑前煮やからしれんこんなどは、
れんこんの定番ですね。

このブログを書いているだけで、
何だかれんこんが無性に食べたくなって
きました。
今日の夕飯は、れんこんを使った
メニューで決まりかな。

れんこんは、オクラとかさといもなどに
含まれる、ネバネバ成分のムチンも豊富なので、
オクラ、さといも、れんこんの煮物や
炒め物も良いですね。

れんこんは生でも食べれる食材ですが、
性質が「寒」ので、カラダを冷やしてしまいます。
冷え症の人は、食べ過ぎにはご注意ください。

「寒」の性質はカラダを冷やしますが、
煮たり炒めたり、焼いたりしてカラダを
温める食材と一緒にとることによって、
カラダを温める食材に変化させることが
できます。

れんこんを擦っておろして、スープに入れると
少~し甘味が出て、片栗粉を入れるよりは
サラサラなとろみが出ますよ。

お肉などのソース作りの時に、
れんこんを擦ったものを加えても
さっぱりとしたソースに仕上がり、
美味しいですよ。

Omura

やっと妊娠できましたNo.22-最終回

2017年10月16日

辛抱強く鍼灸治療に来ていただいて、
カラダを妊娠体質に改善。
薬の服用なしで、自力で胚盤胞になる力が
ついて妊娠。

鍼灸治療9回目のころ、
当院に来られるようになってから
初めての人工授精の周期でした。
(人工授精は、今までに4回されています)

次の周期に、転院の相談を受けました。
Hさんは42歳になって、
Dクリニックに転院されました。

DクリニックでのAMH検査の結果は、
0.76。1年前、他院での検査結果は、
1.41。
AMH検査は通称、卵巣年齢検査。
数値が低くなっているので、
卵巣が老化しているということがわかります。

プラノバールを2週間服用後、
ショート法で採卵。
4個出てきた卵胞ですが、採卵できたのは
わずかに1個。
結局、受精4日目の桑実胚でストップ。
ショート法にトライしたにもかかわらず、
受精卵をキープすることができませんでした。

2周期ほどあけて、レトロゾール1錠を
6日間、生理3日目から服用。
3日目と8日目にhmg300単位を2回注射。
卵胞は8個出てきて、採卵できたのは4個。
1個をフレッシュの胚盤胞で移植。
もう1個は胚盤胞で凍結できました。

フレッシュの胚盤胞を移植して
妊娠されました。
ですが、妊娠6週を過ぎても、
胎のうが確認できず流産されました。

2か月後、同じ方法で採卵。
2個採卵して、2個受精。
凍結している胚盤胞と今回採卵して
胚盤胞になった胚を合わせて、2個胚移植。

判定はプラス。妊娠されました。

出されたお薬は、プレマリン、ルトラール。
バイアスピリンにヘパリンの注射。
今回は妊娠5週2日で胎嚢が確認されました。
ですが・・・

妊娠7週2日の診察で心拍の確認ができず、
またもや流産されました。

漢方の先生に相談すると、のぼせている
カラダの状態が流産を引き起こした可能性が
あると言われたそうです。
風熱(ふうねつ)というものです。

Hさんは腎陰虚でカラダが火照っている。
しかし、下半身は冷えている。
そんなタイプの方が、風邪などを引いたりすると、
風熱の状態になり、妊娠を継続できない
ことがあります。

Hさんは43歳になり、またもや転院を決意
されました。
このときも相談を受けました。
Yクリニックも不妊治療では実績もあるし、
当院に来られている方で、Yクリニックに
通院されている方も多いですよ。

今、自分の気持ちがYクリニックに傾いて
いるのなら、転院の時ではないかと思いますよ
と、アドバイスしました。

まず、Yクリニックでは排卵を誘発するお薬は
なし。生理から20日目で2個採卵。

1つはグレードCの評価でしたが、
胚盤胞で凍結できました。

次の周期はレトロゾールを服用して1個採卵。
受精したがすぐに分割停止。

Yクリニックでは、採卵後ソフィアを
12日間服用。
高温期を作って、次の周期に採卵される
とのことでした。
Hさんは、レトロゾールでの採卵に不安が
ありました。

薬を飲まなくて採卵したら、グレードは
悪かったけれど、胚盤胞で凍結できた。
だけど、レトロゾールを服用したら、
受精はしたものの、分割停止したからです。

ですが、Yクリニックのドクターは、
レトロゾールを服用しての採卵を
すすめられました。

結果、またしても4日目の桑実胚で分割が
停止。

Yクリニックの方針では、胚盤胞を4つ
ためてから胚移植しましょうということでした。
この調子だったら、いつになったら
胚盤胞で4つためられるか、不安ですね。

またソフィアを12日間服用。
生理3日目の血液検査の結果は、
E2 7.0、LH 1.5、FSH 3.2。
全体的に数値が低すぎかな?
ソフィアの効果が、効きすぎているのではと
言われたそうです。

今回はクロミッドとhmgの注射をすすめ
られましたが、最初に通っていたクリニックで
良い結果が出なかったので、Hさんの希望で
お薬をなしで採卵することになりました。

ドクターに自分の希望を言うことは、
とっても大切。遠慮していると、どんどんと
自分の思っていた治療法から遠ざかって
しまうことになりかねません。

ただ、いまだにドクターに希望を
受け入れられなくて、インフォームドコンセントが
スムーズになされていないクリニックが
あるのは、現実の問題ですね。
患者さんから聞いた話で、おおよそ
そのクリニックにどんな先生がいるか
わかりますからね。

生理から22日目の採卵の予定でしたが、
採卵日当日、排卵してしまっていたので、
急きょ人工授精に切り替え。
ですが、2週間後に生理が始まってしまいました。

今回は、ソフィアの服用をせず、
薬なしでの採卵を希望されました。
生理3日目の血液検査の結果は、
E2 11.9、LH 5.4、FSH 11.3。
おおよそ、血中のホルモンバランスは、
ソフィアを服用した前回より、
良くなっていますね。

鍼灸治療の効果が、出てきているのだと
判断します。
それは、薬を服用しなくても、
Hさんの自分の力で、ホルモンバランスを
整える力が出てきたからではないでしょうか。

生理から15日目で、卵胞の大きさは15ミリ。
E2 199、LH 11.3 FSH 7.2、
P4 0.1。
18日目の採卵になりました。

このとき、以前のように採卵の時に
排卵していてはいけないので、
当院オリジナルの排卵を1日~2日間
抑制する鍼をしました。

通称、排卵止めの鍼灸治療です。

そして、1個採卵できました。
凍結してあるものと、今回採卵した
受精卵のグレードを比べて、良い方を移植
しましょうということになりました。

何と、今回、薬なしで採卵した方の胚盤胞の
グレードが良かったので、フレッシュで
1個移植。

胚移植の前日、1日後、6日後に鍼灸治療を
させていただきました。

結果、プラス判定。

プラス判定が出た週から、
流産予防の鍼灸治療をしました。

妊娠5週と2日で、7.5ミリ胎のうを確認。
妊娠6週と1日で心拍の確認ができました。

以後、13週と5日まで、流産予防の
鍼灸治療をさせていただきました。

今回、Hさんが43歳で妊娠された時の
採卵の方法は、お薬を服用せずに、
自然に出てきた卵胞を採卵。

辛抱強く鍼灸治療に来ていただいて、
体質改善をしたことが良かったと思います。
Hさんは自力で胚盤胞になる力がついていた
ということですね。

採卵前のHさんのカラダの状態は、
100パーセント良くなっているというのでは
ありませんでした。
ですが、特に卵子の質に悪影響だと思われていた、
血の濁りである、瘀血(おけつ)問題は、
ほとんど80~90パーセントきれいになって、
良くなっていたのです。

血液の質をキレイにするということは、
質の良い卵子を育てるのに、
とっても大切なのであります。

Omura

坂口家の薬膳レシピ No.2

2017年10月12日

9月5日のブログでご紹介させて
いただい、坂口家の薬膳レシピ。
第1回目でした。
ブログを見られた患者さんたちから、
坂口家の薬膳レシピに紹介された料理を
作ってみますね・・・と言ってくださいました。

10月も中旬にさしかかると、
朝夕が涼しくというより、寒さを感じる
ときがありますね。

温かい物が恋しくなる季節になりました。
今回は身体を芯から温めるスープを
2品ご紹介します。

ココロもカラダも温まる
秋野菜いっぱいの具だくさん豚汁

 

にんじん、大根、ごぼう、里芋、玉ねぎ、
あげ、豚肉。

具材をやわらかくなるまで煮て、
味噌で調味します。

味噌には、お腹を温め冷えを改善する
作用があります。

野菜も沢山採れるので、大きめの器で
おかずの一品としていかがでしょう。

 

北海道産 栗マロンかぼちゃで作る
かぼちゃのスープ

かぼちゃ、玉ねぎをバターで炒め
スープで煮た後ミキサーにかけて、
牛乳を加えます。

臓腑の働きを高める食材のかぼちゃに
玉ねぎを合わせる事で効果が高まります。

スープの上にのっている赤い食材は
クコの実です。

2品とも身体を温め、免疫力を高める
作用があり、風邪をひきやすい方にも
おすすめです。

薬膳コーディネーター
坂口多紀子

 

(院長のコメント)

にんじん
血を補ってくれる赤い食材に属します。

血が少ない血虚や気が不足している
気虚タイプ。
気が滞っている気滞のタイプの方に
食していただきたい食材です。

「肝」の働きを良くするので、眼精疲労や
ドライアイ、視力の低下している方に
いいです。

肌や粘膜を保護してくれる作用も
あります。
抗酸化作用も高く、免疫力を高めて
くれます。

かぼちゃ
黄色に属する食材で、特に気が不足して
疲れやすい気虚タイプの方に良い食材です。

かぼちゃのスープに使われている、
栗マロンかぼちゃ・・・商品名だけでも
秋を感じますし、美味しそう~。

かぼちゃは「脾」の働きを高めてくれて、
気を補ってくれます。
要するに、胃腸の働きを高めてくれます。

胃腸の働きが良くなり、気を高めること
によって、血液を作る働きを助けます。
血行を良くして、身体をあたためるので、
冷え症の改善にも役立ちます。

冬至の日に、
ゆず湯につかったり、かぼちゃを食べる
という昔からの習慣がいろんな地域に
ありますが、寒い冬を乗り切るための
食材だからではないでしょうか。

2017年の冬至の日は、
12月22日、金曜日です。

「一陽来復」という言葉がありますが、
冬至を境にして、太陽の陽気が弱まって
寒さが増してゆき、陰の力がきわまると
反対に陽に転じます。
冬至を境に陽気が少しずつまして、
春に向かっていくのです。

季節は陰⇒陽⇒陰⇒陽へ。
陰から陽へ、陽から陰へ繰り返し、
巡ります。

人のカラダの調子も陰と陽のバランスを
保つことで、健康でいられるという
ことでしょうか。

言い伝えでは、冬至を境に陽気が
増すことによって、運気も上昇していくと
万事が良い方向に向かうと信じられて
いました。
何か、そんな気がしますし、
全てが良い方向に向かうといいですね。

Omura