2017年9月22日 blog 0

10月の無料カウンセリング

2017年10月の
無料カウンセリングの日程

1人で悩んでないで、良かったら不妊治療に関して
悩んでいることがあったり
疑問に思っていることがあったら、
当院に来られてみてはいかがですか?

今思っている疑問や問題の糸口が
みつかるかもしれません。

10月  4日(水)  担当/大村  (予約済)

            11日(水) 担当/大村or安田 (予約済)

      21日(土) 担当/大村  (予約済)

      25日(水) 担当/大村or山崎 

午後1時~1時30分
(各時間、お一人、または一組)
(担当は変わることがございます。ご了承ください。)

病院でいろいろ検査をしたけれど、
特に問題はないと診断されても、なかなか妊娠できない。
タイミング療法を経て、人工授精、そして体外受精まで
ステップアップしたのに妊娠できない。

妊娠したけれど、流産をくりかえす。

二人目がなかなか授からない・・・など。

東洋医学的に見て原因や問題が
解決できるかもしれません。

当院ではなかなか妊娠できなかった人たちが、
今までに 1232組 がママ・パパになられています。

●東洋医学的に見て不妊原因はどのタイプに属するのか
診断いたします。
また、その解決方法のアドバイスもいたします。

●鍼灸治療はどのようにするのか、当院の治療の方法も
ご説明いたします。

●その他、不妊治療で疑問に思っていることなどがありましたら
ご相談ください。

カウンセリングの時間は30分くらいですが、
個別無料カウンセリングご希望の方は、

当院に電話でご連絡ください。
電話 0752412101

もし一人で悩んでおられるのなら、気軽にご相談ください。
少しはお力添えできると信じております。

Omura


2017年9月21日 blog 0

いい卵が採れそうな気がする②

9月7日に、
Hさん(36歳)の
「いい卵が採れそうな気がする」という
タイトルでブログを書きました。
下のアドレスをクリックすると、
そのときのブログが出てきます。

https://www.karasumaoike.com/date/2017/09/07

その後、Hさんは、
11個採卵のうち8個受精。
そのうち、4個の胚盤胞を凍結することが
できました。

受精の方法は、ふりかけ。
コンベンショナルIVF
という方法です。
自然受精と同じような状態を
シャーレの中でおこなっている
方法ですね。

Hさんが33歳の時に採卵した卵より
もしかしたらグレードが良くなっているかも
しれません。

評価は、
3AB、4BB、4BB、3BB
でした。

受精卵の評価の方法は病院や
クリニックで意外とまちまちです。
ですが、特に評価法がかけ離れているとも
思えないので、BB評価をもらっていたら、
まずまずと思って下さい。
いい意味でね。

Hさんは採卵後の生理の量もしっかりとあり、
生理の時の血液の色はきれいだったと
言われてました。

先ずは、
まあまあグレードの良い胚盤胞を
凍結できました。
次は、胚移植のための鍼灸治療が
はじまります。

この周期は、子宮鏡検査をされる予定ですので、
問題がなければ凍結胚移植になります。
もしくは、次の周期でもかまいません。
都合のいい月に胚を移植すればいいのです。

採卵して凍結して、次の周期に必ず胚移植
しなければならないということは
ないですよ。

ショート法やロング法、アンタゴニスト法の
あとに体調を崩される方もときどきおられます。
そんな時は、体調が回復してから胚移植に
のぞめばいいと思います。

体調を整えるのに、
やはり鍼灸治療はひとつの有効な方法だと
思いますよ。

Omura


2017年9月19日 blog 0

やっと妊娠できましたNo.22-②

Hさんが当院に来られたのは、
約41歳と9ヵ月の頃でした。

問診で、朝食の質問の項目では、
週に3回は和食、週に4回は洋食と、
食生活にちゃんと気をくばられているのが
伺えました。

睡眠時間も7時間~8時間はキープ
できているし、夜の12時までには
就寝されている、規則正しい生活を
されています。

ですが、几帳面な性格が災いしてしまうのか、
全体的にカラダの疲れが溜まっていて、
肩こりがとってもキツイ人だと思いました。
仕事もフルタイムでされていたので、
なかなか疲れが取れないとのことでした。

月経の周期は28日~33日くらい。
特に悪いとは思いません。

不妊治療で感じるストレスはマックスが
10だとしたら、5くらいとのこと。

お話をして、カラダ全体の様子をみると、
ん~、本当は不妊治療をしているストレスが
8くらいはあったのではと判断しました。

上半身は火照っているのに、
膝から下やお尻がいつも冷えていて、
冷え症の悩みを抱えておられました。

卵管造影検査も問題はなかったので、
タイミング療法と人工授精をされていました。

流産の経験は1回ありました。
2回目の人工授精で妊娠。
しかし、妊娠7週になっても心拍が
確認できなかったとのこと。

その後、人工授精を5回ほどされましたが、
妊娠には至りませんでした。

ご主人の方にもやや問題がありてした。
軽度の精索静脈瘤があって、精子の運動率が
全体的に悪く、Hさんの妊娠の可能性は
体外受精をされる方がいいのではと言うことで、
体外受精を3回されました。

翌月にご主人の精索静脈瘤の手術を
予定しているとのことでした。

えっ・・・。
人工授精で一度妊娠しているのに・・・、
と思われた方もいると思いますが、
多分この時のご主人の精子の状態が
良かったのではと思われます。

男性の場合、精子の量や運動率は、
その時によってかなり数字が変化します。
たぶん、運動率が40パーセントくらいあって、
精製後60~90パーセントくらいに
数値が良かったのかもしれません。

精子は74日間かけて作られますが、
その頃に寝不足や疲労が溜まっていて、
ずっとカラダが疲れていると、
精子の状態が悪いことが多いのです。

当院でも奥様からお話を聞いて、
男性の精子の状態が悪い方の治療をしています。
ご主人の希望があればですけどね。
鍼灸治療を2ヵ月~3ヵ月ほど続けられると、
精子の運動率がアップされる方が多いですよ。

Hさんが当院に来られるまでの体外受精の
結果は下記の通り。

1回目はショート法。
4個採卵、3個受精、フレッシュで胚盤胞を
移植。

2回目はクロミッドを服用して1個採卵。
フレッシュで胚盤胞を1個移植。

3回目はhmgの注射で3個採卵、1個受精。
フレッシュで胚盤胞を1個移植。

受精の方法は顕微授精。
3回とも、マイナス判定。

担当のドクターは、着床に問題があるのか
どうか、はっきりとはわからないと言われた
そうです。

そこで、どうしていいのかわからなくなって、
体質改善が必要なのではと思われ、
当院のホームページをご覧になって、
予約を頂いたのです。

to be continued
Omura


2017年9月14日 blog 0

葉のチカラ、そしてレモン。

先日、一人の患者さんから
こんな話を耳にしました。

「家にあるレモンの樹にアゲハチョウの
幼虫がたくさんついてしまうので
幼虫を取らないといけないんです」

「レモンは葉っぱからも良い香りが
するからですかね」
とのこと。

早速、近所にレモンの樹があったので
確認に行きました。
触るだけではあまり香りのしない
葉っぱもありましたが、
葉っぱを指で少しこすると、
…うん、確かに葉っぱからレモンの香りが。

インターネットで調べたところ、
葉っぱをちぎってにおいを嗅ぐと
もっと香るみたいです。
植物ってすごいですね。
パワフルですね。

お灸で使う“もぐさ”
原料は“よもぎ”で、燃やしたときに
オイル成分が染み出ています。

妊活でよもぎ蒸しをされる方も
いらっしゃるでしょうが、
よもぎに含まれるチネオール
免疫アップリラックス効果
兼ねています。

温熱効果のみならずアロマ効果も
合わさっているのですね。

レモンに限らずとも葉っぱから
臭いのするものはたくさんあります。
楠(クスノキ)は葉っぱをちぎって香りを
匂いだ時にスーッとした
樟脳(しょうのう)の香りがします。

私も以前、京都の青蓮院というお寺に
行ったときに葉っぱを拾って匂いだ
ことがあります。
しっかりとした良い香りでした。
樹の葉でいうと、ユーカリもそうですね。

オーストラリアのユーカリが多く
生えている所では通るだけでも香って
くると聞きます。
ユーカリのアロマオイルが葉を原料にして
いるのもとくに香り成分が葉に多く含まれる
からでしょう。

さて、長くなりましたがレモンと言えば
薬膳では「収汁類」に分類されます。
内臓の収縮する働きを改善してくれます。
特にレモンは脾と胃に働きかけてくれるので、
食欲不振にも効果的。

胃腸が健康的であることは子宮や卵巣への
栄養が行き渡ることにもつながるので
おすすめ。
つわり軽減の効果もあると言います。
少し胃腸が疲れたかな?
さっぱりしたいなと思った時は、
野菜、肉や魚にレモンを絞っても良いですし、
冷凍させたレモンを皮ごとすりおろしたら
意外とよい香りづけにもなりますよ。
ぜひお試しください。

安田 No.21


2017年9月12日 blog 0

やっと妊娠できましたNo.22-①

Hさん(44歳)のお話。
4回の流産の悲しみを乗り越えて、
妊娠・出産。

妊娠するのも大変。
出産するのも大変だったHさん。
出産の報告のメールで、
何かの参考になればと、彼女のメールを
ブログに掲載するのを快く引き受けて
くださいました。

それは、Hさんも当院のブログを
読まれていて、不妊治療中に励まされて
いたからです。
それでは、まず、Hさんのメールを
ご紹介しましょう。

大村先生
こんにちは。猛暑が続きますが、
お変わりなくお過ごしですか?
このたび、4月28日に長男(第1子)を
出産いたしました。

出産予定日は6月18日だったのですが、
4月27日に常位胎盤早期剥離となり、
32週5日に緊急帝王切開で出産する
こととなりました。

子どもは1638グラムの低出生体重児で、
軽症新生児仮死と診断され、
すぐにNICUに入院となりました。
50日間のNICUでの治療の後、
6月16日に退院することができ、
その後、自宅で親子一緒に過ごしています。
現在、体重は約4000グラムとなり、
幸い今のところ順調に成長しています。

妊娠中の検診ではずっと順調と言われて
いただけに、今回の常位胎盤早期剥離は
まったく予想しないもので、
思いがけない早産にとても戸惑いました。

ずっと、院長先生に
「早く出産報告をしなければ」と思って
いましたが、予想外の早産について
精神的なショックが大きく、また子どもが
無事に退院し、成長できるのか心配で、
気持ちの切り替えがなかなかできず、
すっかりご報告遅くなりお詫びいたします。

私の常位胎盤早期剥離の原因は、
術後の血液検査の結果によると、
プロテインS活性の値が低かったため
だろうと主治医に言われました。
プロテインS活性については、
A病院で不育症検査をした時に
値が低いことが指摘されていたのですが、
いままで不妊治療をした病院でも、
妊婦検診時に不育症検査の結果を
主治医に示した時にも、特に問題ない
という判断でした。

今から振り返ると、もっと自分で
知識を持って、気をつけていれば
良かったと思います。

プロテインS活性は、主治医によると
通常の妊婦検診では調べない項目だそうで、
私が不育症検査を受けたのも、
烏丸御池鍼灸院の初回のカウンセリングで
勧めていただいたおかげでした。

逆子については、子どもはよっぽど
骨盤位が居心地よかったのか(笑)、
32週の段階ではそのままでしたが、
予定帝王切開の判断は34週にする予定で、
それまでに治るのではと希望を持って
いたので、それ以前に緊急帝王切開に
なってしまい今でも残念な気持ちです。

院長先生と烏丸御池鍼灸院の先生方と
スタッフの方には、これまで大変お世話に
なりました。
烏丸御池鍼灸院には、2年半、妊活中と
妊娠後も心身ともに支えて頂き、
心より感謝申し上げます。

最近になってようやく、子どもを
可愛いと思う心の余裕ができ、
44歳の自分が4回の流産を経て
妊娠、出産できたことを本当にありがたい
ことだと思います。

鍼灸治療を始めてから、
冷え性がずいぶん改善され、
体調が良くなりました。

同時に、それまで心身共に無理を重ねて
きたんだと反省しました。
40代の方もたくさん通院されている
ことと思いますが、40代で妊活を
されている方に私の経験でお役に立てれば
お伝えください。

1. 40代では心の余裕が大事だと
思うので、 楽しみながら妊活すること。

2. 自分の体を最優先し、無理せず
人に頼ること。

3. 悩みを相談出来る人(場所)を持つこと。

妊活は心身の負担も経済的負担も
大きいので、なかなか「楽しむ」ことは
難しいかもしれませんが、すぐに妊活の
成果が出ないことも多いので、
続けるには小さな楽しみを持つことが
大事だと思います。

私も、神戸の病院に転院し、通院の度に
神戸で安くて美味しいものを食べるのが
楽しみでした。

また、烏丸御池鍼灸院では、治療時に
先生方にいろんな話を伺えたり、
アロマの香る待合室でハーブティーを
頂けたり、治療の後は体も心もとても
リラックスし、リフレッシュできました。

末尾になりましたが、不妊治療を頑張って
いらっしゃるみなさんが、
どうぞ元気なお子さんをご出産できます
ように、また院長先生をはじめ、
烏丸御池鍼灸院のみなさまのご健康を
心よりお祈り申し上げます。

Hより

Hさん、貴重な体験談をありがとう
ございました。
44歳で第1子を出産することの
苦労や大変な様子がひしひしと
伝わってきますね。

Hさんの経験から、妊活中のポイントも
3つ上げていただきました。

Hさんも、妊娠・出産できたから、
みなさんに辛かった妊活の話を書いて
くれました。
当院でカラダを妊娠体質にするための
治療中は、流産のたびに、涙、涙でした。

「先生、こんなに何度も流産を繰り返して、
私、本当に赤ちゃんを産むことが
できますか?」
・・・と、泣きながら聞かれたことも
ありました。

「妊娠できているから、きっとチャンスは
巡ってくるから、もう少し辛抱だね。」
「比べてはいけないだろうけど、
5回流産を繰り返して、妊娠した人も
いたしね。」
「彼女はその後、二人目の時も治療に
来られて、妊娠されましたよ。」
「Hさん、もし心とカラダが疲れ切って
いたら、治療を少し休んで、気持ちが
落ち着いたら、治療を再開してみたら
どうかな。」

・・・とアドバイスしました。
それでもHさんは、頑張って当院に治療に
来てくださいました。

あのとき、不妊治療をやめていたら、
彼女からメールをいただくことはなかった
でしょう。

不妊治療を続けるか、やめるかは、
とっても難しい問題です。
この問題を相談できる誰かがいるとか、
場所があるというのは、とっても大切な
ことだと 私も思うのです。

次回は、Hさんが妊娠するまでの
治療のエピソードをご紹介しましょう。

Omura